Nobsan流 最強のPEとリーダーの結束法 | |
フラフラ仕掛けの場合には、水の抵抗を小さくするため、PE1号という非常に細い糸を使います。 そのため、私はフロロカーボンの4号を2尋ショックリーダーとして使っています。 両者の結合強度を高く保持するのは大変難しく、お悩みの皆さんが多いようですので、Nobsan流の結合方法を紹介します。 言葉での説明が難しいのですが、紐を使って、写真で解りやすく解説していますので、是非一度チャレンジして見てください。 この結合方法で、今まで、結びが原因でラインブレークした事はありません。 根掛かりでPEの本線が切れても、結びで切れたことは有りません。 もちろん76cm、6kgの大鯛もこれであげました。 写真で、赤い紐はリーダー、白い紐がPEと思ってください。 |
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@ リーダーの端を、8の字結びに、もう半分よけいに回してリーダーの輪っかをつくる。 (蝶々のような形ができます) |
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まず、リーダーの端を持って、写真のように、指に掛けます。 (写真左) 次に、1.5回巻き付けます。 (写真中、右) |
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先端の輪っかを指からはずし、リーダーの端を下から上に通します。 (写真左、中) 指をはずし、糸を半回転させると蝶々のような結びが現れます。 (写真右) |
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A リーダーの輪の中にPEを通します。このとき、リーダーと同方向から通します。 輪っかの中のとおりがPEとリーダーが同方向で重なるような感じです。 | |
リーダーの輪っかの中に、PEを通します。 このとき、リーダーと同方向になるように注意します。 輪っかの中のとおりがPEとリーダーが同方向で重なるようにします。 写真では、リーダーの左端が輪っかの下から、また、右側も同様に下側から出ていますので、PEも左の輪っかを下から上に抜け、右の輪っかを上から下に抜いて通します。 |
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B PEをリーダーに15回巻き付ける。(少ないとすっぽ抜ける) C このときPE同士が重ならないように注意する。 |
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適当な長さのところでPEを折り返し、外掛け結びの要領で、上からぐるぐる巻いてゆきます。 このとき、巻いた糸が重ならないように(間はあいても良いが)注意します |
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リーダーの輪っかに向かって、15回巻き付けます。 巻き数が少ないとすっぽ抜ける事があります。 15回なら大丈夫です。 巻いた糸が重なっていないですね。 |
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D 巻き付けたPEの端をリーダーの輪っかの中を逆に通して戻します。このときAで通した方向と同じ方向から輪っかの中を通すようにします。PE2本とリーダーが重なって同じ輪っかの中を通っているようになります。 | |
15回巻き終わったら、リーダーの輪っかの中を通して戻します。 糸の通し方は、やはり、同じ位置を通るようにします。 写真のように右の輪っかは下から上へ、左の輪っかは上から下に抜きます。 |
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E リーダーの輪っかを絞めあげます。 | |
リーダーを、軽く引っ張って、輪っかを閉じます。 | |
F PEを2本とも持って、引っ張り、巻き付けたPEをリーダーの結びまで引き寄せます。 (リーダーの結び目に巻き付けたPEがきたらそれ以上は引っ張れなくなります。) |
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PEを2本とも持って、軽く引っ張ります。 巻き付けてあるPEの左端が、リーダーの結び迄くると、止まります。 |
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G PEの長い方を1本だけ引き寄せる。 引き寄せる方(巻き付けたPE)も軽く指で押さえて、巻き付けたPEが、団子状に重ならないようにする。 (巻き付けた糸がキチンと整列するように。) | |
PEの本線を持って、更に引っ張り、巻き付けた糸を引き寄せます。 このとき、巻き付けた糸がキチンと整列するようにしないと強い結びが作れません。 そのため、右の折り返したPEの端っこを右手の親指と人差し指の腹で軽く挟み引っ張ってやると巧く行きます。 |
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H 強く引っ張って、結び目の色が濃く変色したら完成のはずです。 | |
最後に、強く引き寄せます。 実際には、この状態で巻き付けたPEの部分の糸は濃い色になっているハズです。 (紐でやっていますので、実際と異なります) このような状態になれば、成功です。 実際にやってみれば解りますが、微妙な加減で手順は間違っていなくても力を入れて引っ張ると切れる場合が有ります。 |
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I 強く糸を引っ張って切れなければ成功です。(糸で手を切りますので注意してください) 不要な糸をできるだけ短くなるように切断します。 |
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最後に、不要な糸を切断します。 できるだけ短くなるようにすれば、スムーズにガイドをとおるでしょう。 最後に、もう一度強く引っ張って切れないか確認してください。 このとき、手を切りますのでタオルなどを手に巻いてからやる方が良いでしょう。 |
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失敗するときは、FGのところが巧く行っていないことが多いですし、一番難しいところです。 この結びは摩擦力が全てですので微妙なバランスが必要となりますが、最強の結束方法です。 皆さんチャレンジしてください |