NMEA2000ネットワークの構成及び動作確認

借用デモ機組み立て.状況  NMEA2000に接続されている機器の確認(NMEA2000の動作確認)   
         
Ys’GEARから下記の機器を借用。
電源ケーブル&Tコネクター
Steadycastヘディングセンサー
CL7接続ドロップケーブル
Tコネクター&ターミネーター各2個

写真右上のスイッチとバッテリーへ
の接続線は自前
@NMEA2000の電源投入
ACL7の電源投入
B最初の警告画面は「同意します」を選択
C設定画面で、「通信」を選択する
D「NMEA2000の設定」を選択
E「機器リスト」を選択 
FNMEA2000に接続されているのがCL7とSteadycastヘディングセンサーであることを確認
G「Steadycast」を選択し、「レビュー」を選択して、センサーの校正に移る。


Steadycastヘディングセンサーの校正

 Steadycastの画面   コンパス校正(自差補正)  船首方向の調整 
 

       出展:GARMIN資料
 

            出展:GARMIN資料
   
        出展:GARMIN資料
 Steadycastヘディングセンサーの校正は第一段階で船を1.5旋回させますが船体を傾けないように操船する必要がありますので深日港と関電に挟まれた波の少ない海域に船を持っていき実施しました。

@NMEA2000ネットワークを構成した後、最初に電源投入すると「方向センサーの校正が必要です」とメッセージが出ますが船の準備ができていませんので「後で行う」を選択します。(その後NMEA2000の動作確認と接続デバイスの確認を行います)
A上記場所に船を持って行ってから、再度「設定」⇒「通信」⇒「NMEA2000の設定」⇒「機器リスト」⇒「Steadycast」⇒「レビュー」 で「Steadycast」の画面から「コンパス校正」画面を開くと写真のメッセージがでますので「スタート」ボタンを押してメッセージのとおり操船すると処理中のメッセージが出た後「校正ステータス:成功」、「校正の品質:90」と出ましたので、自差補正が完了しました。
 @自差補正の終了後、Steadycastの画面から「船首方向の自動調整」を選択します。
A 船首方向に6.5km/h以上の速度で直進できる海域を確認した後「スタート」ボタンを押し、コメント通り操船します。 自差補正の処理中と同様のコメントが出た後、「調整ステータス:成功」のメッセージが出ます。
Bその後、写真の校正状態コメントが出て終了です。

Steadycastヘディングセンサーの整備効果
@上記に記したNMEA2000の動作確認と自差補正と船首方向の調整手続きからヤマハのCL7とGARMINのSteadycastヘディングセンサーのソフトには互換性があり、最新ソフトを導入しなくても正常に作動することが確認できました。
A船首方位線の設定と地図方向の設定を行った後、流し釣り中に、風・潮により流された航跡と船首方位線、船の位置をCL7が表示したものが下の写真です。
船首方向と流されている方向が解るので、潮上に戻る操船が非常に楽になりました。 Steadycastヘディングセンサーを導入することにより、小さい画面のCL7でも流し釣りが楽にできることを確認しました。
BSteadycastヘディングセンサーのバージョンは2.2と1段階古いものが導入されています。新しいバージョン2.3ではどのようになるか解りませんが私の使い方では支障ないことが解りました。 これはCL7ディスプレイについても同様なのでしょう。 GARMINの取説では最新のソフトを導入する必要があるとの記述がありますが、特にバージョンアップしなくても使えることが確認できました。 しかし、GARMINではソフトのバージョンアップは無償で公開されているように、できれば、ヤマハもそのようにしてほしいものです。